中学受験って流行ってますよね。
ただ「中学受験をしたほうがいいのか?」という情報はほとんど出回っていません。
というより、多くの情報は「中学受験のメリットばかり強調」しています。

これは、ほとんどの情報が「中学受験の学習塾」から発信されているためです。
新規生徒が多いほうが嬉しいですからね。

ただあまりにも偏っている気がするので、
「中学受験の本当のところはどうなの?」
ってところを中学受験のプロ講師として
20年以上教えてきた経験から
伝えておきたいと思います。

ただし、あくまで福岡の中学受験事情についてです。
一部だけ関東・関西との比較も入っています。

また合格GETも『プロ講師個別指導の中学受験コース』がありますので、
あくまで1つの見方としてとらえていただければ幸いです。

中学受験の目的は何ですか?

中学受験を大手塾などで取り組んで、うまくいかなかった方が
無料カウンセリングにお越しいただいたときに
合格GETからよく伺う質問です。

「私立の教育がいいから」

「友達がしているから」

「九州大学に行きたいから」

など様々な事情で、中学受験をはじめたと話していただけます。

ただ中学受験の大きなメリットは

『現状のレベルより高い大学に合格できる可能性が高まること』
にあると個人的には考えています。

中学受験の大きなデメリットとして、

『一度入学してしまうと高校受験ができないため、
大学受験の方向転換がしにくいこと』

があります。

そのため『受験する中学の大学合格実績は最低限調べておく』必要があります。

合格GETの無料カウンセリングでは、

「福岡近郊の私立中学の大学合格実績データと
公立高校の大学合格実績データ」

をご覧いただくのですが、
多くの場合、保護者の方の理想と乖離があるようです。

「もっと九州大学の合格実績が高いと思っていた」
「附属校に行けば、大学に自動的に行けると思っていた」

など感想は様々です。

また福岡で人気の九州大学に進学したいのなら、
『高校受験で公立トップ高校に入学する』
のがベスト選択となります。

ここで少しだけ、九州大学合格者データに触れておきたいと思います。

九州大学合格者データ

【公立高校】

修猷館高校  =129人(2018年)
城南高校   =34人 (2019年)
筑前高校   =7人 (2020年)
福岡中央高校 =8人 (2019年)
西陵高校   =3人 (2020年)
糸島高校   =1人 (2019年)

【私立高校(中高一貫校)】

久留米附設高校 =41人 (2018年)
大濠高校    =48人 (2018年)
西南高校    =25人 (2018年)
筑紫女学園高校 =10人 (2018年)
早稲田佐賀高校 =7人 (2019年)
上智福岡高校  =5人 (2018年)

(浪人生を含む:2018~2020年のデータ:合格GET調べ)

修猷館高校の九州大学合格者は毎年120人前後です。
ただし浪人生を含むので、現役は70人くらいだと言われています。

私立中高一貫校で有名な大濠の九州大学合格者は、
毎年50人前後なので、
高校入学者がいて生徒数が多いこともあり、
公立トップ高校に軍配が上がりそうです。

では私立中高一貫校のメリットはどこにあるのか

それは指定校推薦枠が非常に多いことにあります。

大学受験の推薦ってどんなものがあるの?

推薦には大きく分けて、

学校推薦と指定校推薦の2つがあります。

学校推薦=大学受験があるが倍率が一般入試の半分程度
指定校推薦=受けることができれば、大学合格率は95~99%

このどちらも私立中高一貫校は、公立高校に比べて非常に多いです。
特に早慶上智やMARCHや関関同立といった
難関私立大学の指定校推薦に強みがある学校が多いです。

ここで九州大学合格者が拮抗している
城南高校と西南高校のMARCH合格者を比べてみます。

MARCHとは、関東有名私立大学の

明治・青山・立教・中央・法政大学のことです。

MARCH合格者(明治・青山・立教・中央・法政大学)

城南高校(公立)=30人
西南高校(中高一貫校)=90人

(浪人生含む:2019年度:合格GET調べ)

中高一貫校が3倍もの差で勝ってしまいました。

原因の多くは、

『学校推薦と指定校推薦枠は
中高一貫校のほうが多い』

からです。

また早慶上智も比べてみましょう。

早慶上智とは、早稲田・慶応義塾・上智大学のことです。

早慶上智の合格者数(早稲田・慶応義塾・上智大学)

城南高校(公立)      =6人

早稲田佐賀高校(中高一貫校)=116人
上智福岡高校(中高一貫校) =31人

(浪人生含む:2019年度:合格GET調べ)

なんと20倍近くの差が出てしまいました。
ちょっと予想より大きい差になったのではないかと思います。
この原因は大学附属校の指定校推薦枠の多さです。

上智福岡と早稲田佐賀の推薦合格者

上智福岡から上智大学=卒業者の20~30%前後
(40%に増やすといわれています)

早稲田佐賀から早稲田大学=卒業者の45~50%前後

と大変多くの指定校推薦枠を持っています。

この合格者数は久留米附設高校を大きく上回っていて、
難関私立中高一貫校でもなかなか出せない数字です。

どういう人が中学受験をしたらお得なの?

大学受験から見た中学受験で考えれば、

【早慶上智やMARCHや関関同立などの
有名私立大学を目指したい場合】

中学受験が最も合格に近づくベスト選択となります。

【九州大学などの国公立大学を目指す場合】

公立トップ高校に合格することがベスト選択となります。

医学部・歯学部・薬学部を受験したい場合はどうしたらいいの?

医歯薬を受験したい場合は、中学受験のほうがいいです。

ただし、歯学部と薬学部は関東・関西の私立中学と違い、
数学ⅡBまでの理系コースは、
筑紫女学園しか用意してないので、(2022年現在)
中学受験はベター選択くらいになると思います。

医歯薬受験は長期戦略が重要ですので、
詳細は無料カウンセリングお話ししています。

お気軽にお問い合わせください。

(無料体験に無料カウンセリングもついています)

この記事が、ただ周りに流されて中学受験するのではなく、
最終学歴の大学受験までを考えて、
長期的な戦略を練る一助となれたら幸いです。