合格GETは、中高一貫校の生徒が90%以上を占めているため、
中高一貫校の定期テスト対策は多くの方が希望されます。

合格GETの中高一貫校(私立中学・高校)の定期テスト90点以上実績は、
延べ250人を超えていて、
個別指導としては、福岡でトップクラスだと思います。

ただし、多くの中学受験をして入った方は、
中高一貫校の定期テスト対策について浅い理解のまま取り組んでいます。

そもそも公立の中学・高校と中高一貫校の定期テストの位置づけは全く違います。

まずは『中高一貫校の定期テストと公立の定期テストの違いについて』学んでいきましょう。

※下記にあるのは、福岡近隣の中高一貫校の一般的な事例です。
それぞれの学校により、個別の事情が異なることがあります。
ご了承ください。

公立中学と中高一貫校の内申点はつけ方が違う

公立中学は高校受験が避けて通れないため、
評価の平等性を確保できるように、
ほとんどの学校が相対評価の時の割合を参考につけています。

公立中学:【相対評価の時の評価基準】

1=7%
2=14%
3=52%
4=14%
5=7%

そのため、他の生徒との比較が非常に重視されます。
※詳しく知りたい方は、
『高校受験の内申点ってなに?』をご覧ください。

中高一貫校:【絶対評価に近い基準】

5=80点以上
4=70点以上
3=70~55点
2=55~40点
1=40点以下

※ある中高一貫校の例です。

中高一貫校の場合、
80点以上がどれだけいても5をくれるので、
公立中学より評価が甘くなりやすくなります。

「それなら定期テストさえ取れれば、内申点は取れるの?」

と思われるかもしれませんが、
中高一貫校でも提出物やノートなどの評価が
20~30%ほどあります。

ただし割合を出している学校が多く、
公立より明確な基準がある感じです。

ただ中高一貫校は定期テストの点数と
内申点との関係が明確な場合が多いため、

定期テスト対策=内申点対策

といって、差支えないと思います。

さてここで皆さんに質問があります。

『せっかく中高一貫校に合格したのに、何のために定期テスト対策をするのですか?』

生徒に理由を聞くと、

「みんながテスト対策をしているからなんとなく・・・」

「点数取れないと、家で怒られるし・・・」

とほとんどの生徒が答えます。

『狙っている指定校推薦や学校推薦があるの?』

「特にない。ただ怒られたくないから。。」

よくあることですが、非常にもったいないことです。

【中高一貫校の定期テスト対策=指定校推薦や学校推薦対策】

ということを考えずに、漫然と定期テスト対策をしています。

希望の大学の推薦を取るには、
どの学校でも概ねオール4~オール5の内申点が必要です。

この内申点は副教科もすべて合わせてなので、
「体育と音楽があると厳しいなぁ」
という感じの人は、
推薦対策には向いていません。

逆に内申点はしっかりとれるという人は、
真剣にどの大学の推薦を狙いにいくか考える必要があります。

『内申点を取るのがむずかしい場合は、どうすればいいの?』

もし内申点を取るのがむずかしい場合は、

大学一般受験対策として、

志望大学の必要科目だけ絞って、先取りをして学習しておくべきです。

中高一貫校は高校受験がないため、
次のメリットがあります。

1,高校受験に必要だけど、
大学受験に使わない教科に時間を割くことなく、
学習を進めていくことができる。

2,高校受験がないことで、
中学の間に高校の勉強の先取りをして、
高校受験組より早く大学受験対策を行うことができる。

よく保護者の方から、

「中高一貫校の定期テスト対策をしていたら、
自然と大学受験対策になるのではないですか?」

と質問を受けますが、

「もし中高一貫校のカリキュラムと志望校が合致していれば、
可能性はありますが、多くの場合ずれています」

と答えています。

少し考えればわかりますが、
それぞれの学校のカリキュラムは、
一番合格者が多い大学に合わせてあります。

ここでそれぞれの学校の大学合格実績を見てみましょう。

九州大学合格者データ

【公立高校】

修猷館高校  =129人(2018年)
城南高校   =34人 (2019年)
筑前高校   =7人 (2020年)
福岡中央高校 =8人 (2019年)
西陵高校   =3人 (2020年)
糸島高校   =1人 (2019年)

【私立高校(中高一貫校)】

久留米附設高校 =41人 (2018年)
大濠高校    =48人 (2018年)
西南高校    =25人 (2018年)
筑紫女学園高校 =10人 (2018年)
早稲田佐賀高校 =7人 (2019年)
上智福岡高校  =5人 (2018年)

(浪人生を含む:2018~2020年のデータ:合格GET調べ)

修猷館高校の九州大学合格者は毎年120人前後です。
ただし浪人生を含むので、現役は70人くらいだと言われています。

次にそれぞれの高校が一番多くの大学合格者を出している大学を見てみます。

それぞれの高校で一番合格者が多い大学のデータ

修猷館高校  =西南大学:156人(2018年)
城南高校   =西南大学:220人(2019年)
筑前高校   =福岡大学:331人(2020年)
福岡中央高校 =福岡大学:334人(2019年)
西陵高校   =福岡大学:274人(2020年)
糸島高校   =福岡大学:69人 (2019年)

【私立高校(中高一貫校)】

久留米附設高校 =医学部:119人(2018年)
大濠高校    =福岡大学:357人(2018年)
西南高校    =西南大学:156人(2018年)
筑紫女学園高校 =福岡大学:143人(2018年)
早稲田佐賀高校 =早稲田大学:114人(2019年)
上智福岡高校  =上智大学:31人 (2018年)

(浪人生を含む:2018~2020年のデータ:合格GET調べ)

このようにみるとわかりますが、

多くの福岡の高校の大学合格実績は福岡大学と西南大学が占めています。

その状況に、久留米附設高校が医学部中心に合格者を出したり、
早稲田佐賀・上智福岡が附属校推薦を活かして、
早稲田大学・上智大学の合格者を多く輩出しています。

どの高校の先生も『九州大学に合格するためのカリキュラムを組んでいます』
と言いますが、実際は一番合格者が多い大学の対策に力を入れている状況です。

20年以上個別指導塾で教えていて、
それぞれの学校のテキストやプリントを見る限り、
九州大学の対策をしているのは、修猷館高校と城南高校と大濠特進・スーパー特進くらいです。

他に変わった対策をしているのは、
大濠中高一貫コースが、九州の国公立大学対策をしているくらいです。

※詳しくは『学校の勉強をしていれば大学受験は合格できるの?』をご覧ください。

おそらく理想と現実にギャップがあると思います。

これは福岡偏差値と全国偏差値のギャップのために起きることですが、
それはまたの機会にお話しします。

【中高一貫校の定期テスト対策=指定校推薦や学校推薦対策】

まとめると、

中高一貫校の定期テスト対策は、
公立との評価制度の違いから、
内申点対策となり、
オール4~5を取ることで、
指定校推薦や学校推薦対策となっている。

オール4~5を取ることが難しい場合は、
定期テスト対策をするより、
高校受験をしなくていいメリットを活かし、
早めに大学一般受験の志望校と必要科目を確定して、
必要科目の先取り対策をした方がいい。

ということになります。

あくまで、一般的な中高一貫校の定期テスト対策についてですので、
違うところも多いと思います。

詳細は無料体験と無料カウンセリングでお話していますので、
お気軽にお申し込みください。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。